No.162 映画"へそもり" 2011(平成23)年10月号掲載


 福井は日本のドマン中「日本のヘソ福井」第162回目は 「映画“へそもり”」の話です。

  今年秋に映画「へそもり」が公開されました。舞台は、美しい自然広がる紙すきの里、福井県越前市です。この映画 は、「日本の中心」(越前市大滝町内)にある「へそ」と呼ば れるタイムトンネルの通行札をすく技術を継承する和紙職人一家がタイムトンネルの悪用を防ぐため、代々守り続けてい るというSF作品です。日本のヘソの存在が福井を舞台に映 画化されたことになります。

  今から40年前に、当時10歳の少年5人が、ひょんなこと から、不思議な祠(ほこら)と穴(へそ)に遭遇する。その少年 たちが、その穴の探検をはじめると、いつの間にか、幕末に迷 い込み、異国人と間違えられ、あやういところで越前和紙の 紙すき職人「たけじい」に助けられる。「たけじい」とは、これまで1500年もの間、代々その穴を守ることを密かに受継がれてきた“へそもり”である。40年後、秘密の場所にあった祠と穴が、世間に発覚してしまう。“へそもり”を受継いだ主人公たちが、悪いことに利用されない様に、穴を守る物語です。

  入谷監督は「和紙発祥の地であり、1500年の歴史を持つ越前和紙の存在が大いにロマンをかきたてられる。全国的に見ると、これだけの歴史と文化が意外と知られていない。もったいない、これを知ってもらいたいとの思いが、この映画をつくりたいと思ったきっかけです」と語っています。福井藩士が現代にタイムスリップして、雪の福井県庁のお堀を歩くシーンは藩士の気持ちになりじ〜んときました。その他にも福井市の足羽山など多数のロケが福井で行なわれています。この映画で、「日本のヘソ福井」が全国的に知られるとうれしいです。是非映画館でご鑑賞下さい。