No.19 ザ・ヤトイ。日下部太郎 1985(昭和60)年11月号掲載


 「日本のヘソ、福井」の第19回目は、国際シンポジウム「ザ・ヤトイ」第2回世界大会が、 この10月福井で開催された、お話し――。

 「ザ・ヤトイ」は明治維新前後の日本の近代化に果した外国人を雇ったことから、 お雇い外国人、略して「ザ・ヤトイ」といわれた由です。
今から100年も前から、福井藩では近代化、特に教育面における文化活動を活性化させるために、 現在の通貨価値で約1億円を超える年俸を支払って、「ザ・ヤトイ」を、かかえました。
また、福井は The Mikado's Empireの著者として知られている、グリフィスゆかりの地でもあり、 アメリカトガーズ大学に留学した福井藩士、日下部太郎の勉学ぶりがグリフィスをしてはるばる 福井に来させた縁もあるなど、福井の文化や近代化にかける、この情熱とパワーが日本の中心地、 福井に今も生き続けているのです。

 福井大学とラトガーズ大学との姉妹校、福井市とラトガーズ大学のある ニュー・ブランズウイック市との姉妹都市の提携も、これらのご縁によるものです。
ご縁は大事にしたいものですね。