No.22 新しい九十九橋 1986(昭和61)年5月号掲載


 福井は日本のドマン中!第22回目の「日本のヘソ福井」は、新しい九十九橋が、 この5月10日に開通するおはなし――。

 福井市の東から西へ流れている中心部の川が足羽(あすわ)川。
その足羽川に架かる九十九(つくも)橋が、50年ぶりに進められていた橋の架け替え工事を、 このほど完成し5月10日から一般に通行できるようになりました。
新しい九十九橋は、全長143.9m、幅26m。
この橋の歴史は相当古く、天正6年(1578年)3月に戦国の武将柴田勝家が北の庄(現在の福井市) のまちづくりの一環として、半石半木の橋を架けたのが始まりで、その石は足羽山の地下深くから 採石した笏谷(しゃくだに)石が使われたとか。
今回の新しい九十九橋建設は、昭和8年にできた橋の老朽化が進んだことと、 近年の交通量の増加や足羽川の改修工事に対応して、59年5月に総事業費約22.2億円をかけて始められました。

 新九十九橋の景観は、昔の半石半木というイメージを現在の技術と調和させながら 随所に取り入れるなど、文化性や歴史性を配慮し、全体的に重厚さの中にもシンプルな感じを出したという。
九十九橋を中心として北へ、文化会館や福井大学などの文化文教施設、 南へ、市民の憩いの場である足羽山公園に延び、日本のヘソ福井のドマン中の県都福井市を 南北に走る幹線道路に架かる橋として重要な役割を果たしています。

 福井駅からも西へ約1kmに位置し、新しい福井の観光ポイントが。
橋を憩いの場として活用したのも、日本一住みよい都市、福井市のゆとりか、それとも――。