No.31 越前織、ファインテックス 1987(昭和62)年11月号掲載


 福井は日本のドマン中「日本のヘソ福井」第31回目は最近「越前織」という統一ブランドで、 脚光を浴びているファインテックスのおはなし。

 福井県は主要産業ないし基幹産業として、繊維が第1位にあげられていますし 繊維に関連する諸産業を入れれば、福井県人口の約20〜30%が繊維に たずさわっているのではないかと思われます。
その繊維関連産業も大きな構造変革期に入っていますが、この繊維の中で注目されているのが 「越前織」という統一ブランドで古城の町、丸岡の特産品として脚光を浴びている 織ネームやワッペン、柄リボン、美術織物などです。
特にファッションのひとつのアクセントとしての重要性が高まり、新製品としてコンピュータで 柄処理をした史蹟や名勝地、有名人の画像等をカラフルな最大8色もの原糸で織り上げたものなど、 場合によっては芸術品的価値もあるような、そんな錯覚さえおきてくるようです。

 この越前織は、生産高の70%以上を福井県で占めており、そのさらに70%内外を松浦機械が 隣接している、丸岡町で生産されています。
織ネームという、特殊な名称から現代風に「ファインテックス」と呼称を変えるなど 現代にマッチした繊維製品として脱皮しつつあります。
高級な衣料品や縫製品に使用されている織ネームのイメージを大きく脱却した「越前織」という ファインテックス。
あなたも福井へおいでの節、越前織で「美人風」に織り上げてもらっては、いかがでしょう――。