No.34 一乗谷の朝倉氏遺跡 1988(昭和63)年5月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第34回目は、戦国時代100年のゆめ駆ける特別史跡 「一乗谷朝倉氏遺跡」のおはなし――。

 一乗谷は福井市街の東南約10kmにあり、朝倉氏が文明3年(1471年)福井平野の黒丸館を離れて ここに築城してから、天正元年(1573年)織田信長に亡ぼされるまで、敏景(孝景)、氏景、 貞景、孝景、義景と5代103年間にわたる栄華の跡です。
昭和5年に南陽寺跡、湯殿跡、諏訪館跡の3つの遺跡が国の名勝指定をうけたあと、 昭和42年から本格的な発掘調査がすすめられ、昭和46年には一乗谷城を含めた278ヘクタールが、 戦国時代一世紀の歴史が埋もれていた場所として、国の特別史跡の指定をうけた所でもあります。

 遺跡は一乗谷川に沿って帯状に広がる狭い平地と、その両側にそびえる広大な山地からなっており、 山間部には山城、砦、櫓などの防禦施設の跡が多くみられ、また山麓には土塁で囲まれた 居館や武家屋敷、寺院、町屋などの跡がみられます。
この遺跡は整備がどんどん進められ、朝倉氏の黄金時代を現出させつつあります。
この5月のゴールデンウィークでは駐車場の3台に2台の自家用車は県外車とか。
戦国時代の繁栄をきわめた姿を、あなたも一度、ぜひご覧になられてはいかがでしょうか。