No.46 平泉寺白山神社 1990(平成2)年5月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第46回目は白山国立公園の一角にある「平泉寺白山神社」のおはなし---。

 福井市から東へ30km、勝山市の平泉寺白山神社は、元正天皇の養老元年(717年)泰澄大師が白山に 登ろうとして、この地へこられ一林泉を発見、ここが神明の地であることを知り神社を建てられたことに始まります。
源平時代には48社36堂6,000坊が白山を中心とした峰々や谷々に満ちていましたが、遂に天正2年(1547年) 一向一揆の兵火にかかりながらも、今もなお歴史のあとがよくのこっています。

 その中でも、神明の地であることを知り白山を開かれたことから平泉寺の発祥地といわれる「御手洗池」がありますし、 また現在の規模は当時の10分の1に過ぎないながらも、大拝殿(45間、81m)のあとを伺い知ることができます。
菩提林を貫く参道は1,000年あまり、前の舗装道路として、そのおもかげをとどめていますし、 旧玄成院の庭園にある建物は安永7年(1778年)に建立、現在は平泉家として存続しているなど、 千古を語る自然美と史跡をみるところとして注目されています。

 このように平泉寺白山神社の境内は、鮮苔や青苔がジュウタンを敷きつめたような美しい自然を創り、 史跡を見る心をさらに高めてくれます。
毎年5月から6月にかけて青苔などの美しさは格別で、京都の洛西にある苔寺(西芳寺)と比べても、 負けぬほどとは参拝者すべての声とか。
一度、ぜひご覧になられ心身ともに清浄になられては、いかがでしょうか。