No.49 東尋坊 1990(平成2)年11月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第49回目は、あまりにも有名な福井の名勝地「東尋坊」のおはなし。

 東尋坊はあまりにも有名な名勝地で、福井に東尋坊があるというより、東尋坊という地名が 一人歩きしているほど。
天下の景勝地というサブタイトルのある、ここは越前加賀国定公園の中心的存在。
男性的な岩が1kmにわたってグーッと日本海の荒海に突き出しています。
輝石安山岩の柱状節理という地質学上でも珍しい奇岩で、約1.5km北の海上に浮かぶ雄島とともに、 名勝天然記念物に指定されています。
岩場までの歩道には海産物や土産品店がずらりと並んで迎えてくれます。

 奇岩群はいくつもあり、それぞれに名前がつけられている。
その代表的なのが、ほぼ中央にある“大池”と呼ばれる絶壁。
高さ24.7mもあり岩場からのぞき込むと、誰でも足がすくむというもの。
また女松と男松が植えられた水成岩の“夫婦岩”や、ほぼ中央の海で前足を出して座っている ライオンのように見える“ライオン岩”、水平線に日が沈むころ、ろうそくを灯したように 光る“ろうそく岩”など、じっくり観察するのも楽しいと思います。

 この地名は伝説によれば、勝山市の平泉寺にいた暴れん坊で“東尋坊”という坊さんの名前 から、つけられたとかだが、詳しくは現地で確かめられてはいかが---。
東尋坊のこれらの奇岩にぶつかる荒波は、まさに男と男のぶつかり合い。
11月末からの冬場は、特に荒くなり“波の花”が咲き乱れる。
こんなすばらしい所も日本のヘソ福井ならではの、おはなしですよね。