No.55 つぐみ(県鳥) 1991(平成3)年11月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第55回目は福井の鳥「つぐみ」のお話し。
福井県の花「水仙」は昭和29年に指定(本欄No.38で紹介ずみ)、県木「松」を昭和41年指定 (No.44同じ)、さらに冬の味覚「越前がに」が平成元年、県魚に指定(No.3同じ)されています。
しかし魚の先輩格として県鳥「つぐみ」が昭和42年に指定されていることから、 本号であえてご紹介するしだいです。

 といいますのも、県鳥「つぐみ」は再指定された2代目の鳥で、初代の鳥は「こうのとり」 だったという曰くつき。
初代は昭和39年の指定ですが、すでに絶滅しつつあったため再び県民からの公募で「つぐみ」 に決まったものです。

 つぐみは日本に渡来する代表的な冬鳥、全長約20cm前後の小鳥です。
シベリア北部で夏を過ごし10月頃、日本に飛来して福井県をはじめ中部以南の日本各地と中国で越冬します。
日本海の荒波を超えて渡ってくる勇気と厳しい寒さに耐えるたくましい生命力が、県民性に共通 し学ぶところが多いことから、県鳥として指定された由。
かっては冬の味覚として捕獲し食用にされた時代もあったが、昭和22年に捕獲が禁止されたことから、 国境をもたない渡り鳥をあたたかく迎え密猟の悪習を根絶しようという、やさしい県民の気持ちが こめられています。
やさしい心の私たち。ウエルカム、福井!ですね。