No.6 越前詐欺師 1983(昭和58)年7月号掲載


 福井は日本のドマン中!第6回目は、”福井県人は詐欺師”という話。
北陸地方では、いつ頃からか北陸三県の人物性を評して”越中(富山)強盗、加賀(石川)乞食、 越前(福井)詐欺”といわれている。

 越中人は極めて行動的で、加賀人はオットリして消極的、そして極め付の越前人は、 狡辛いと言う意味でありましょう。

 富山や石川は別として、福井の越前人がなぜ、狡辛い”詐欺”という悪評があるのでしょうか。
福井―大阪が特急で2時間、明らかに関西文化圏に入り、大阪商人的な特性があるのかもしれません。
臼く才覚うまく、よく働く、機業の原糸も製品である織物も、市況商品であったことから、 時には、投機的に激しく値動きするので、機屋は商人的感覚を持たずには生きていけない―。
すなわち、越前詐欺も生活の知恵らしいとは、旨くごまかした!?ものですね。