No.73 文化財の宝庫・小浜 1994(平成6)年11月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第73回目は「文化財の宝庫・小浜」のおはなしです。

 福井県の西南部は若狭といわれ、北部の越前とは明らかに違う穏やかな土地で、 京言葉に良くにた訛で話し、住む人もどことなくのんびりしており、 そして海や山までが優しい表情をしています。
この若狭の中心地、小浜は海のある京都や奈良ともいわれているだけに、 京都や奈良を背景に早くから文化が栄えた影響で、国宝級の寺院をはじめ、 数多くの文化財が保存されています。

 特に、羽賀寺、円照寺、妙楽寺、多田寺、神宮寺、万徳寺、明通寺、国分寺の8寺と、 若狭一の宮とよばれている若狭姫神社、若狭彦神社には国宝を含む重要文化財がごろごろ、 という程の名刹ぞろい。
これら点在する国宝めぐりに、定期観光バスが毎日運転され、大勢の観光客を案内しています。
奈良の二月堂へお水送りをする神宮寺、石の庭園や大山もみじの万徳寺、 本堂と三重塔が国宝の明通寺など数えきれない程の宝庫――。

 このような小浜は市内のあちこちに千古の歴史を秘めた古刹や、 多くの文化財とともに息づいています。
古くから大陸文化が、当地小浜を経て京都や奈良へ広がっていったということも、 日本のヘソ福井ならではとはいえましょう。
一度、ゆっくり海のある古都、小浜を訪ねてみられていかがでしょう。