No.87 幕末福井藩の人物 1997(平成9)年3月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第87回目は「幕末福井藩の人物」のはなしです。

 弱冠11才で福井藩主となった」松平春嶽は、幕末、日本各地でおきた一揆などの混乱にもめげず、地道な藩政の改革を行おうと、まず人材登用に力を注ぎました。
のちに維新政府の参与となった中根雪江、国政の中での福井藩の考え方の基礎を作った鈴木主税、 若くして国政の中心で活躍した橋本左内、維新政府の財政を一手に担った由利公正、熊本藩から招かれた 政治顧問の横井小楠など錚々たるメンバーです。
この当時は県内でも大野藩や小浜藩など諸藩の藩政改革の成功に加えて、北前船主の隆盛など 地域経済力が高く、中央での政治や経済でのリーダー的活躍を支え、また杉田玄白や笠原白翁など、 先進的な活躍をみせる医学者をも輩出しました。

 春嶽は、徳川家直系の出身であったため、福井藩を親藩として、日本全体の政治についても 先導的役割による立場をとろうと、橋本左内らと未来の国家について論じ常に諸藩に先がけて 進歩的な意見を述べる等、したため反対勢力の弾圧にあったり(安政の大獄)したが、桜田門外の変で、 政治の流れは大きく変わった。
春嶽は政事総裁職(現在の総理大臣に相当)に就任し、小楠らろ幕政改革を行い、大政奉還、 明治維新と流れていく時代の激変の中で、福井藩は影の立役者として活躍しました。

 幕末から明治維新、終戦、そして現在の激動と大きく時代が変化しているとき、幕末に活躍した 福井藩の人物像をつぶさに学ぶのも、大事なことだと思います。