No.90 碁盤・将棋盤 1997(平成9)年9月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第90回目は、碁や将棋で使われる 「碁盤・将棋盤」のお話です。

 碁盤や将棋盤のメーカーは、大小合わせて日本全国で50社ほどありますが、 福井県は鯖江市にある木谷碁盤はそのうちの1社です。
月平均で約5,000面といわれる碁盤の消費量のうち、約20%を供給し、 また碁笥(ごす)(碁石を入れる器)は、クワやケヤキなど高級素材に限れば 全国シェアの約80%を占めています。

 業界にも名前は浸透し、好みの碁盤を求めて県外から足を運ぶ愛好者もあるとか。
木谷碁盤は現社長、木谷弘治さんが4代目、約80年の歴史があり、高級品から普及品まで製造し、 販売先は全国に広がっています。

 碁盤で大事なのは、まず木です――と言われるだけに素材は吟味し、 良い物を求めて世界各地から買い求める。
素材の筆頭は香木のカヤ。
碁盤の打ち味や弾力性、変色の少なさなど適正に優れ、国産の天然水は希少価値も加わって、 一面が数百万円の値もつく。
次いでイチョウ、カツラとなる。
特に別注も、プロや愛好者から年に数面入ることもあるらしい。

 「碁盤や将棋盤は日本の工芸品。いま素材を確保し注文にこたえられる商品を提供したい」 という木谷弘治社長。
あなたも福井産の盤面で、○○名人戦に挑戦されてはいかがでしょうか。