No.95 太鼓持ち・幇間 1998(平成10)年7月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第95回目は、艶っぽい粋な芸を伝承する 「太鼓持ち・幇間【ほうかん】」のお話です。

 日本古来から習慣となっている、宴会といわれる「宴【うたげ】」は、節日【せちにち】(晴) に五穀豊穣と八百万【やおよろず】の神々を崇拝し、お供えしたお神酒やお供物を、神仏と共に食する 直会【なおらい】の「打上げ」から来ているようです。
この日本の伝統文化の宴会・宴席、すなわち「お座敷遊び」のお相手をして、旦那様【だんなさま】 方を持ち上げる「男芸者」を太鼓持ちといいます。
この太鼓持ちは、戦国大名の「御とぎ衆」から発生し、江戸文化と共に栄えて全国で4〜500人も おりましたが、今では全国で4〜5人。
そして北陸は、わが日本のヘソ福井で、たったの一人となり、滅多に見られなくなった芸を受け継いでいます。

 希少価値のあるこの福井の「太鼓持ち」は、本業の理髪店を経営する傍ら、 副業で全国を飛び回っていらっしゃる荒井正三さん(51才)。
中学2年に京都・祇園で開眼して以来、全くの独学で「男芸者・幇間芸」の「太鼓持ち」になられた方です。
いろんな企業のセミナーや親睦会で、遊びの心得や人付き合いの仕方等を講演し、引っ張り凧の人気者。ラジオ、テレビ出演も常連とか。
こんなユニークな荒井さんには、ホームページでもアクセスできる由。
一度福井は、笑いのインターネットにアクセスされては――。