No.97 最古の電気機関車テキ6型 1998(平成10)年11月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第97回目は、国内旅客鉄道車両の中で 「最古の電気機関車テキ6型」のお話です。

 京福電気鉄道(本社は京都市)の福井駅を起点として営業している、 越前本線の福井口駅で車両の車庫入れ作業に使われている、1920(大正9年)年製造の電気機関車 「テキ6型6号」が、国内の旅客鉄道車両の中で最古の電気機関車であることが、この9月わかりました。

 「テキ6型6号」は、京福電鉄の前身の「京都電灯福井支社越前電気鉄道部」が、 大阪府堺市の梅鉢鉄工場で製造。
1920年製といえば、JRで現存する「D51」や「C57」など蒸気機関車より20年ほど古い。 本体は木造で周りに鉄板が張られ、当時から貨車や客車を引いていました。
京福線では客車が電車化する1950年代頃までに主に活躍。
その後は、貨物営業もなくなり、本線でなく裏方として車庫で列車の入れ替え作業に使われていました。

 この電気機関車が、日本最古とわかったのはJRや全国鉄道会社にある車両を、 「福井私鉄サポートネットワーク」の皆さんが調べた結果の賜とか。
その勇姿を京福は「鉄道ファンに見てもらいたい」と、この78才の機関車は9月26日〜27日のイベント の目玉として、同社三国芦原線で走行。
沿線各駅で鉄道ファンの目をクギづけにするほどの超人気振りでした。

 福井へお出かけの方は、一度ご自身の目で78才の現役機関車を確かめられては――。