No.13 相互信頼 1984(昭和59)年9月号掲載


 いまFAとかFMCとか、工場の無人化運転を、いろいろな角度から検討し積極的に推進しています。
年間8,000時間の稼働という、10年前、いや5年前には予想だにしていなかった過酷な条件が、 いま課せられています。
年間8,000時間を1ヶ月に換算しますと667時間、1ヶ年は365日ですから単純計算すれば 1日約22時間の稼働にもなります。

 私ども松浦機械では、すでに某大手電機メーカーに納入した10面パレットチェンジャ装置つきの MC-760VS型やMC-1000VS型が、”ノントラブルで月間600時間の稼働を6ヶ月間連続しています” との嬉しい便りをいただき、そのあまりにも高い稼働率に驚いたものでしたが、 いままた600時間を上廻る1年中、休みなく1日あたり22時間の稼働を要求されています。
これがいまのユーザーニーズなのでしょう。

 しかし、これを可能にするためにいろいろ技術的に進歩するのはいいけれども、 従来のものが使えなくなるような改良や改善では、ユーザーとして大変困るとも、思います。
したがって、私たちメーカーとしては、これらを基本として基礎に忠実に対処してこそ、 ユーザーとメーカーとの太くて永い相互信頼というキズナが生まれくるものと思います。