No.178 人間五十年 2016(平成28)年1月号掲載


 私事ではありますが、今月中旬に50 歳になります。会社を経営されている世の諸先輩方を前にして全くもって私まだまだ小僧ですが、個人的には「あ〜遂に半世紀か、織田信長の人間五十年だ」と感慨深いものがあります。

 信長は、こんな小唄を好んで口にしておりました。

  「死のうは一定 忍び草 忍び草には何をしよぞ 一定語り起こすよの」

 人生には期限があり、自分が生きた証を残したい。自分の死後にも人に語り継がれる事をする為に何をしようか。何か残す事が出来たら、後世の人は自分がした事を思い出し語り継いでくれるだろう。

 人生をすごいスピードで駆け抜けた信長は、きっと自分自身に期限を設けて、生き急ぐような生き方をしたのでしょう。変化を好む人は多いですが、変革を起こした人物はそう多くありません。好き嫌いのはっきり分かれる戦国武将の一人ですが、認知度は抜群です。自分に持ってないものを活かして具現化した人は、憧れの対象になるのではと思います。

 さて、私は決して信長タイプではありませんが、今年創業81 周年になる会社のバトンを渡されて、これといった才能もあるかないかも判らないまま社員と共に一所懸命走っております。故会長もそれはそれはいつも走っておりました。そしてマツウラの発展、特にグローバル展開に多大なる貢献をしました。現在の確固たる海外販路を築いた功績は計り知れず、我々に残してくれた大きな財産となっております。果たして私は何を残せるでしょうか。

 このシングルor ダブルを引き継いだ時は、ビールコップ一杯で顔が真っ赤になっていましたが、最近で中ジョッキ一杯は何とかこなせるようになりました。人も会社も世の中も変化するもの、皆様のお役に立てるよう、より良い変化を求めて一所懸命走っているマツウラを今後ともご贔屓に宜しくお願い申し上げます。