No.37 ひと味違うことを、ひと足早く 1988(昭和63)年9月号掲載


 先日ベンチャービジネスの大先輩格で、いま東証大証第一部に上場されている 「タバイエスペック」の小山栄一社長の話を聞く機会をえました。
同社は戦後生まれながら人工的に種々の気象的環境をシュミレートするチャンバー技術を 研究開発の中心とした、環境試験機器で大きく伸びられた会社です。
同社の経営理念であり企業姿勢は「ひと味違うことをひと足早く」を基本として成功された、 それも松浦機械と同じくかつては筆頭株主が大阪中小企業投資育成会社であったことからも、 経営理念や企業姿勢の大事さをあらためて知る思いでした。
同社が環境試験機を通じて、新しい環境づくりのための執拗なまでのスジにこだわり続けてきた、 その理念にこだわり続けてきた企業姿勢は、私共に大きなインパクトを与えました。
つねづね私は「一味ちがったもの」「価格と納期の競争条理にはない何かをつけ加えたもの」 を提供できうるよう社内外に訴え続けてきました。
そしてこんな状況の中で私たち自身の個性をいかすために、私達の企業は何をしていくのか、 これを21世紀に向かってまとめあげる、そして松浦機械独自の新しい企業文化をつくりあげる―― ことがきわめて大事と思うのです。

 そして、松浦機械は今年8月に新しく松浦機械の企業理念として大きくかかげた 「ロマンテクノロジー」が、まさに夢を現実に具現化していく技術と技能を基本に動き始めました。
ロマンテクノロジーは、そんな極めてハイセンスの意味をこめた、松浦機械が独自でつくりあげた合成語。
夢を現実に具現化していく技術と技能、そしてつねに新しい技術や思考を追いつめる力を 「理力」という二字で松浦機械は表現しました。
松浦機械という企業活動の中から、多くの夢をひとつずつ現実に具現化していく、 それも一味違ったものをひと足早く、そんな喜びを通じて前進努力していきたいと思います。