No.52 国際人、いや地球人! 1991(平成3)年3月号掲載


 湾岸戦争も終わりました。
これから戦後処理も含めて新たな問題解決に全世界が取り組むのが、これからの大きな課題だと思います。
ところで今や情報の力で確実に国境をなくしつつあると思いますが----。
その証拠に湾岸戦争があげられます。
世界のどこでも同時に臨場感を伴った情報に接しましたし、また説明なしにそれぞれの人が持っている フイロソフイや価値観で判断された、そんな時代になったのです。
一方、環境汚染やエイズ、麻薬等の諸問題は先進国後進国を問わず、軍事力や経済力も問わず同じ レベルでの解決に真剣に、取り組むことを求められつつあります。

 こんな時代ですから、私達の身近なビジネス界でも国内市場から、つねに世界市場を 視野の中に入れ意識しながら独自性を発揮し情報を発信しつづけなければ、まさに生き残れないと思います。
そんな時に求められる人間像は、どのようなものでしょうか。
国際人、いや地球人レベルでの哲学を持ち自我を押さえ、つねに未来思考しながら世界との調和と 共生を考えリード出来る人、地球人とでもいいましょうか、そんな人ではありませんか。

 その人は、例えば私達と同じ日本人であれば、世界語としての英語を話し第1外国語として、 日本語も話す、少なくとも45カ国語をバイリンガルで駆使できる、そんな人でなければならないでしょう。
当然ですが、その人達、地球人はそのうえに国益の向上を目指しなが世界と共生出来るような 努力をすることではと思います。
安全と空気はタダ(無料)という考えではなく、応分の負担を金だけでなく行動を伴う形でしめす、 そして痛さがわかる日本を、世界にむかってはっきりさせる。
そんな時代がきたような気がします。

 世界に通じる大人の倫理観をもったそんな人材、それがこれかろの地球人ともいえましょう。
昨今のニュースの中で日本への評価が厳しい現実を見るにつけ、反省させられる、 そんな中でのひとつの思いです。