No.87 変種変量を可能にする道 1997(平成9)年1月号掲載


 現在、わが国では製造業の空洞化が深刻な問題となっています。
特に私達の中小企業が得意とする、部品加工分野では日本の将来を危うくすることになるのでは、 と真剣に考えられているのは皆様もご承知の通りです。

 一方、わが国のハイコストな体質をうけて、大きく変化するこの時期、 多品種少量が生産体制の主流になるのではないかと考えられていました。
しかし最近の市場では必ずしもそういう動きだけではなく、むしろ商品サイクルの短さと、 山脈型の景況の中では「変種変量」といわれる生産体制への流れが、 大きくなり正しいと思われ始めました。

 そんな意味あいからみれば、昨秋の18回日本国際工作機械見本市の出展傾向を、 メーカー側から数々の提案がありましたが、その中でも「高速加工」については、 数多くの出展メーカーが参入し、デモカットが実際に行われていたことは、 その経済効率の良さからみて、すぐに実用的に使える技術として最も身近なものであったと思います。

 こんな見方ができた今回のJIMTOFで、わかったことはすでにマツウラが過去20年あまり前から 「高速加工」の技術開発に的を絞り込み、また周辺技術をもシステマティックに開発しながら、 着々と積み上げてきた事実が承認され、マツウラの高速加工技術が 決して間違っていなかったことの実証として、大変に喜ばしいことと思っています。

 しかし、これらの技術を市場に受け入れられるためには、マツウラが提案している 「簡単に効率3倍」をより具体的に実現できるように、全ての面でバックアップすることが 極めて大切であると思います。
そして、すでにその果実を享受されているお客様が数多くおられるという事実です。
マツウラこそ、この高速加工という新しい技術によって、わが国の苦境を救う唯一の道だと、 JIMTOFをみて、さらに確信を深めた次第です。