No.88 ALWAYS BETTER THAN BEFORE! 1997(平成9)年3月号掲載


 国際化といわれて久しい日本。
産業や経済、企業活動などが、規模の大小を問わず瞬時の情報伝達等により国境を超えて、大きな活動をしています。
そんな中で、20年余り前から売上げの70%以上を海外に占めているマツウラは、自他ともに 国際化されていると思い、また活動してきました。
しかし本当に国際化していたのか、と思われるようなカルチャーショックの真只中にあります。

 それは一昨年から始った英国プロジェクトです。
今まで市場を海外に大きく求めてきたマツウラですが、それは販売活動をしていた 国際部門だけが唯一の接点だったからでしょう。
何の不自由さもなく、それなりに機能もしてきました。
しかし英国プロジェクトが動き出すと、国際部が唯一の接点だったものが、マツウラの全部門 が直接に関与せざるをえない事になってきました。
まるでマツウラの本社が丸ごと、国際化という大波を被ってしまう、という状況でした。

 当然といえば当然です。
言葉による障害もありますが、それ以上に考え方や理論の進め方など、コミュニケーションの大きなギャップに翻弄されていました。
早々このギャップを埋め、さらにマツウラの全体の経営方針を討議し決定するために、昨年秋から 定例的な会議を開催する事になりました。
英国を含む海外と日本との文化の違いや、コミュニケーション・ギャップを放っておくと、 大変な事になると認識したからにほかありません。
議論は噛み合わず、喧々囂々と夜遅くまで討議することも数回に及びました。

 このような試行錯誤の中から生まれたのが「ALWAYS BETTER THAN BEFORE! 」(常に前よりも良く!)という言葉です。
私達マツウラグループ全体の行動規範、行動指針(パフォーマンス・クライテリア)にしようと---。
こらかあ日本のマツウラが世界の仲間と生きていくには、この言葉を枕言葉にして、 全ての行動を考え前進していこうというものです。
「常に前よりも良く」と。