コロナ禍を理由に、オンラインでのプロモーション活動、デジタル技術を利用した事務業務と生産現場の効率化は市場の大きなトレンドとなっています。特に工作機械業界では営業活動やメンテナンス・修理などは、工場見学や現場への直接訪問が主流でしたが、その従来の方式を変えなければ競争優位性が失われかねない状況まで業界が一変しました。

長期的な視点にはなりますが、日本の人口推移予測を見れば、生産人口の減少は避けられません。この状況では、人材確保、教育、社内業務効率化が必須となるとともに、生産財である工作機械は自動化・無人化を実現する機能がさらに大きな付加価値を持つ時代が来ます。

時代の急激な変化に対応しつつ、お客様の生産性向上に長く貢献できる信頼性の高い機械を提供し、そして、そのサポートを十分に供給できる体制を強化します。当社は新設したDX推進室を筆頭にデジタル技術を各本部に確実に導入し、ばらつきのない高品質なモノづくり現場、情報発信体制を構築し、イノベーティブなソリューションを製造業に提供し続けて参ります。