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日本のヘソ

東京から4時間たらず、大阪から2.5時間、名古屋から2時間チョットに位置しているのが、 わが福井、日本列島の弓なりになった丁度その中心点に位置しています。日本のいなかである福井は意外にも、便利で、 日本の中心であることを再認識されたことと思います。
この福井で、世界レベルの製品を生産し、供給しつづけていくことが、私達マツウラの最終、 最高目標です。
福井は日本のドマン中!いろんな目で、福井を見ていき、みなさんとともに再認識していきたいと思います。

令和8年春号の日本のヘソ

No.216越前鳥の子紙

 福井は日本のドマン中「日本のヘソ福井」第216回目は「越前鳥の子紙」の話です。

 越前鳥の子紙は、福井県越前市を中心に千年以上受け継がれてきた越前和紙を代表する高級和紙です。鳥の卵の殻を思わせる、やわらかく上品な白さがその名の由来であり、手に取るとしっとりとした温かみを感じさせます。良質な楮を主原料に、清らかな水と職人の熟練した技によって、一枚一枚丁寧に漉き上げられてきました。

 その特長は、美しさだけでなく、しなやかさと高い強度、そして優れた保存性にあります。障子紙や襖紙として暮らしの中で使われてきたほか、古文書や美術品の修復など、長い年月を経ても形を保つことが求められる場面において重宝されてきました。時代を越えて信頼され続けてきた品質は、日本のものづくりの精神を体現しているといえるでしょう。

 越前和紙を含む日本の手漉和紙技術は、2014年に「和紙:日本の手漉和紙技術」としてユネスコ無形文化遺産に登録され、世界的にもその価値が認められました。さらに2025年には、越前鳥の子紙の製作技術が同登録の構成要素として正式に追加され、地域に根差した伝統技術が改めて国際的な注目を集めています。この評価の背景には、技を守り続けてきた職人たちの不断の努力と、地域全体で文化を支えてきた長い歴史があります。

 近年では、伝統を継承するだけでなく、現代のデザインや芸術分野への活用など、新たな可能性も広がっています。越前鳥の子紙は、過去から現在、そして未来へとつながる文化資産として、これからも人々の暮らしの中で静かに息づいていくことでしょう。

過去の日本のへそ

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