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シングルorダブル

このコラムは、会長松浦正則(創刊当時は副社長)が始め、No.145号からは現在は社長松浦勝俊が引き継いで、日頃思っていることを、率直に、そして大胆に書き綴ったものです。
辛口な社長コラムをぜひご覧ください。

2021年7月号のシングルorダブル

No.201検疫Quarantine

新型コロナウイルスに対するワクチン接種は、身近な高齢者に接種を済まされた方々がたくさん居られることで、大分広まってきたと実感しております。実際に高齢者の感染は減少傾向にあり、重症化予防のワクチン効果も見て取れています。とは言え、新たな変異型ウイルスも散見され、東京都では新規感染ペースが拡大しており、ワクチンの供給問題も浮上し、本執筆時点のオリンピック前ではまだまだ予断を許さない状況が続いています。50代以下の世代にワクチン接種が広く実施され集団免疫力を上げることで、1日も早く通常の社会生活や経済活動に近づくことを期待したいところです。
そんな本格的な企業活動が制限されている中で、我々特に海外出張には大変苦労しています。出張者には出張3日前にPCR検査証明を実施し、空港検疫で要求されるのが、国にもよりますが原則入国時2週間、帰国時に2週間の隔離期間があり、出張期間に隔離期間1ヶ月が加わることで人員のやりくりに頭を悩ませながら海外出張を行っています。
私も以前よく海外出張をしていた時に空港の検疫がQuarantineと表記されていて、英語っぽくなく変わった表記で響きからして何となくラテン系の数字4に関係するものだろうぐらいに思って見てました。実際に調べて見ると、これはイタリア語の40日Quarantenaから来たもので、14世紀中世のイタリア・ベネチアで感染症のペストが大流行した折に、地中海を行き来していた船がペストを運んで来る原因とされ、経験則として昔から感染症は人から人へうつるということは分かっていたので、船の人が交わらないよう入港前に40日間港の外に待たせて、感染症対策の確認をして上陸させていたようです。そこから、40日間船を港から隔離させる感染症対策をQuarantenaと呼び、英語で隔離や検疫という意味のQuarantineになったというわけです。
感染症対策の基本となる人と人との接触を断つのは十分理解できますが、先ずは、感染症予防の新型コロナウイルスワクチンの接種証明、いわゆる「ワクチンパスポート」が早期に発行されて、この2週間の隔離期間がなくても済むようになってもらいたいものです。

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