トピックス

シングルorダブル

令和5年夏号のシングルorダブル

No.209コーヒーグラインダー

 新型コロナウイルスも漸く落ち着き、経済活動も活発化してきました。私も4月から北米西海岸、台湾、欧州5カ国を訪問し、本格的に海外出張で飛び回っております。出張はお客様訪問がメインで、訪問時にビジネスの概況を聞いたり、今後の見通しや設備計画、また機械やサービスのご意見を伺ったりと大変価値ある生の情報を得ております。お客様の業種も様々ですからお話は多岐に渡り興味深く、例えば英国の整形外科用医療機器のお客様は、新型コロナウイルス大流行時にその影響でペットの購入が英国で前年比150%と伸び、獣医向けの需要が今大量に必要になっ ているとか、成る程と感心することばかりです。またお客様がどのようにしてビジネスを始めたかも興味深い部分で、その中でも特にこの米国シアトルのお客様のお話は巡り合わせを感じるものでした。
 このボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ出身のお客様は、米国に難民申請が受け入れられ、数十ドルの現金を持つだけで奥様と一緒に1997年にシアトルにて生活支援を受けることになりました。そして電気技師として職を得て働き始めました。その生活の中での楽しみは、奥様の趣味である美味しいコーヒーを週末に一緒に飲むこと。シアトルはコーヒーの本場です から有名ショップが一杯あって、お気に入りのお店に毎週末通っていたそうです。そのうちに奥様からお金も結構掛かるし、特に味が時々変わる感じが気になるとの相談がありました。「これは挽いた豆の粗さが一定でないからだ」と感じ、手先が器用な旦那様に「いいコーヒーグラインダーを作ってよ」って頼んだそうです。それならと作ったグラインダーがとても出来が良 く、奥様がインスタに載せたら、友達から「私も作って」ってことでこれがまた大好評。あれやあれやと更に口コミで広がり、結局高級コーヒーグラインダーメーカーとして起業して現在の成功に繋がったわけです。この豆を一定に精密に挽く特殊なブレードの特許を取って、それをMX-330 にロボットシステムを付けて無人加工しております。
 お客様曰く「難民として米国に受け入られ、偶々コーヒーの本場シアトルに来て、奥さんがコーヒー好きだったから、コーヒーグラインダーで起業することが出来た。運命に導かれた自分は大変幸運だ。」と仰っていました。正に巡り合わせを感じるお話ですね。
ご興味のある方は、下記ウエブサイトをご覧下さい。
https://www.kafatek.com/

BACK NUMBER

Page TOP