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シングルorダブル

このコラムは、会長松浦正則(創刊当時は副社長)が始め、No.145号からは現在は社長松浦勝俊が引き継いで、日頃思っていることを、率直に、そして大胆に書き綴ったものです。
辛口な社長コラムをぜひご覧ください。

2020年4月号のシングルorダブル

No.196新型コロナウイルス

 中国武漢から端を発した新型コロナウイルスの感染は、2月中旬くらい迄は彼の地の話だなぁと眺めていたら、欧州イタリアに飛び火した後はあっという間に全世界に広がりパンデミックと化し、第2四半期に入った現時点で全く終息する先が見えない未曾有の状況になっています。これにより昨年の4月1日時点と比べると「こうも変わるか」というくらい世界規模での社会・経済情勢が激変しています。それ以前には米中貿易戦争やBREXIT、大型台風の自然災害が多数発生したりともう「予期せぬことが起こる」のが普通になったと感じていました。ですので、年初に今年は市場動向に方向感が無く揺らぎの大きな状態だと申しましたが、まさかここまでの苦況に陥るとは予想だにしませんでした。

 ウイルスが猛威を振るったと言えば、少し前にSARSや新型インフルエンザがありますが、歴史的には百年周期でペスト、コレラ、スペイン風邪と疫病の世界的な流行が起きています。約100年前のスペイン風邪では、一説によると当時の世界人口の3分の1の約5億人が感染し、死亡者は5,000万人だったと言われています。この日本でも当時の人口が5,500万人で内38万人の方が亡くなられたそうです。スペイン風邪は、新種のインフルエンザウイルスで新型コロナウイルスとは種類が違いますが、「人類が免疫を持たず特効薬やワクチンがない病気」という点では、昔も今も全く同じです。今のところ新型コロナウイルスに対し現代の医療も対処療法しか手がなく、感染者が爆発的に増加した国々の状況は悲惨でとても見ていられません。正に早急な治療薬・ワクチンの開発が待たれるところです。勿論景気動向も大事ですが、先ずは日々各自が免疫力の高い状態に保つよう心掛けることが重要ですね。

 歴史的に見ても、定期的に警鐘を鳴らすように人間に襲いかかってくる未知のウイルスと戦うことは、人類にとって避けられない試練と言えます。千百年程前に日本各地に疫病が流行った時に厄払いを祈願して始まった夏の風物詩、京都の祇園祭の頃には、落ち着いた状況にと心から願う次第です。

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