No.35 ハープは世界一 1988(昭和63)年7月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第35回目は木製の楽器である「ハープ」は福井が世界一の話。

 福井在住の青山政雄さんが、昭和28年頃よりアイルランドの民族楽器のアイリッシュハープを参考に、 木製の楽器であるハープ(ペダルを持たない小型のノンペダルハープ)の研究製作を 手がけられたのが、そもそもの始まりです。
もともとハープは北欧の民族音楽を演奏するのには適しているものの、 微妙な音質音量が要求されるアカデミックな曲の演奏には不適確。

 福井生まれのハープの成功のキーポイントは、半音上げ下げする半音装置や 音質音量を工夫改良したことです。
この福井生まれのハープを欧州へ輸出したところ大評判となり、ハープ発祥の地であるアイルランドや、 イギリス、オランダ、フランス、ドイツへ数多く輸出されることに。
さらに昭和38年頃より研究に着手したグランドハープ(ペダルハープ)も昭和50年に第1号が完成し、 本格的なアカデミックな弦楽器としてのハープが、福井生まれの「AOYAMA」ブランドとして定着。
そして世界の一流演奏家がAOYAMA FUKUIのハープを、世界各地の演奏会場で愛用いただくまでになりました。

 年間平均湿度日本一の福井で、世界中どこへ出してもはずかしくない木製の楽器、 ハープがどうして生産されるのかはAOYAMAブランドだけの企業秘密でしょうが ハープから流れ出る奥深いそして余情ある「ポロンポロン」という音色は、 日本の中心地福井ならではのおはなしであります。