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日本のヘソ
令和7年秋号の日本のヘソ
No.214SOBAR(ソバール)
福井は日本のドマン中「日本のヘソ福井」第214回目は「SOBAR(ソバール)」の話です。
福井が誇るそばの食文化を新たな視点で発信することを目的に「越前おろしSOBARプロジェクト」が発足しました。名物の越前おろしそばと福井の地酒や酒の肴を楽しめる店舗を認定し、「そば」と「BAR」を合成した「SOBAR(ソバール)」としてブランド化する取り組みです。「SOBAR」の源流にあるのは「そば前文化」。これは江戸時代、そばを食べる前に日本酒を楽しみ、旬の肴を味わってからそばで締めるという通人の粋な習慣を指します。単なる食事ではなく、ゆったりと会話や時間を楽しむ“ 食の作法”ともいえる文化です。
この文化を現代的に再解釈し、県産そば粉を使った「おろしそば」と地酒、福井の肴をセットで提供するのが「SOBARメニュー」。店ごとに個性が光り、そばと酒、肴の組み合わせによる多彩な楽しみ方が広がります。
2024年の北陸新幹線福井駅開業に向けて始まった本プロジェクトは着実に拡大し、認定店舗は9店から43店にまで増加。さらに「御酒肴印帳」を使ったスタンプラリーも展開され、食べ歩きの楽しみも加わりました。
SOBARは、福井の食文化を再発見させる新たな魅力となっていますので、福井にお越しになった際は、SOBARメニューを楽しまれてはいかがでしょうか。