No.32 九頭竜川 1988(昭和63)年1月号掲載


 福井は日本のドマン中「日本のヘソ福井」第32回目は今年のエトにちなんで 福井県の北部を流域とする「九頭竜川」のおはなし。

 その九頭竜川は岐阜との県境にある油坂峠付近より発する、全長116km、流域面積2,934kuの 河川で勿論、福井県で第1位、全国でも有数の大河川。
この川の名である「九頭竜川」の由来については諸説がありますが、 その代表的なものとしては泰澄大師が白山権現に祈祷したとき九つの頭の竜があらわれて、 この川に入ったからとか、現在、足羽山に祀られている黒竜(くろたつ)大明神の神号からとか、 いやこの川の沿岸が洪水のたびに、どこかが崩れるために崩川(くずれがわ) という意味だろうとか、いわれています。
ですが、この由来のなかでも「九頭竜」という名は、いずれにしろ大きなロマンを秘めているようです。

 今年のエトが十二支のなかの最高のスーパースターである龍であり、 この龍は「自力で天を翔る」と昔からいわれていることから考えますと、 わが福井には九つの頭をもつ龍の元祖が、頑張っているようなもの。
今年はこの名にはじないよう、のぼり龍にあやかりたいものですね。
その九頭竜川のほとりで、松浦機械は今年も心をあらたにしております――。