No.68 おぼろ昆布の生産日本一 1994(平成6)年1月号掲載


 福井は日本のドマン中!「日本のヘソ福井」第回目は「おぼろ昆布の生産は日本一」というおはなし。

 古くから日本の表玄関として栄えてきた港町・敦賀はその昔から北海道と本州の商業都市、大阪をつなぐ地点でもありました
江戸中期から明治30年代にかけて、大阪から蝦夷地といわれていた北海道を結び商いをする、日本海廻りの船は北前船と呼ばれ、さかんに往復いていたそうです。
そんな流通基地・敦賀で発展したのが、北海道産の昆布の加工で、今でもしっかり根づいています。

 その昆布の取扱量はツトに有名ですが、一方、昆布を独特の加工方法によって商品化した「おぼろ昆布」は、敦賀の特産品といえる程、日本の生産量の85%から90%に達しています。
お正月に使われる特別なものをはじめ、日常の食卓でお目にかかるものまで、殆ど一手に引き受けています。
おぼろ昆布は、北前船時代から受けつがれた伝統技術が今もいきている「昆布かき」という作業で作られますが、職人さんが包丁で薄く昆布を削っていく「手掻きおぼろ昆布」と、機械で加工する「機械加工おぼろ昆布」があります。
もし、福井のおぼろ昆布を食される機会がありましたら、何といっても伝統技術がいきている「手掻きおぼろ昆布」だと思いますが−。 古き良き時代を偲びながらのおぼろ昆布の味は、また格別。
是非一度ご賞味ください。