No.183 変化は速い(早い)ですが、、、 2017(平成29)年4月号掲載


 電気自動車、完全自動運転、少し前まで「いつかはまぁ来るのだろうけど、主流の時代はまだまだ先だろうね」という感じで思っていた方も多かったと思いますが「もうそろそろ間近に控えてるのかな?」に変わってきたのではないでしょうか。

 電気自動車の航続距離はどんどん伸びてきましたし、自動運転制御技術も更に緻密になってきました。国内外のブランドを問わずリリースされる新型車の売りは、アクティブ・パッシブを問わず電気制御の安全性能や運転サポート機能、車内インフォテイメント機能の拡充等々。 私が若い頃の「うわー、今度は最高馬力280馬力だぁー」という、単純に走らせるためだけのワクワク感というのは、今はもうマイナーなジャンルになってしまったのかも知れませんね。 勿論、車の出力なんかは既に「どう引き出すか」ではなく「どう扱い制御するか」に変わってきていますので、技術的には今の方が素晴らしいのは十分わかっているのですが、その辺のところはオールドファッション嗜好の私には少し寂しいような気がします。

 さて、米国の電気自動車メーカーのテスラの時価総額がビッグスリーのフォード社とGM社のそれを超え自動車メーカーで世界6位とのニュースが話題になりました。 企業規模では依然大きな差があるために、これが一過性のものなのか、もしくはこれからどんどん差がつくのかは何とも言えません。 しかし、時代がまた一つページを捲った出来事だったのかなと思う次第です。

 日本の産業界も時代の変化と伴に、産業構造の変化も大きく、また早く進むようになってきましたが、日本工作機械業界はなんとかしぶとくグローバル市場の中で、競争力を維持しているように思います。 これも一重にご愛顧頂いている全てのお客様のおかげです。 保守的に伝統を守っていくお客様、革新の旗頭になろうとするお客様、色々なお客様が様々な戦いを繰り広げておられますが、もっともっとお役に立てる様、頑張っていきたいものです。 勿論、我々も金属3Dプリンタ造形機等の次世代技術の準備は、鋭意行っています。 その分野でも、もっと幅広いお客様のお役に立てる頃合いは、直ぐそこに来ているのかも知れません。